2009年04月02日

コントラスト

白い雪が まるで全てを
包み込む様に降り続く
悲しみも痛みも全て
真っ白に変わった

白い雪が まるで全てを
掻き消す様に降り続く
時に優しく雄々しく
真っ白に染めてく

銀色の妖精が月明かりに照らされ
冷たい風に吹かれながら
哀し気な歌を唄った

深く深い青い海を
君の悲しさで満ちた海を
暗闇の中で泳ぎ続け
君に逢いに行くよ

暗く広い冷たい海を
君の涙で出来た海を
金色の小船を浮かべて
君に逢いに行くよ

銀色の妖精が光に映し出され
冬の悪魔に捕り憑かれて
小さな声で唄った

深く深い青い海を
君の悲しさで満ちた海を
真っ白な服を着て
真っ白な羽を
君に届けに行くよ

涙はやがて雪へと変わり
優しさの雨が降る
そして今日も私は
痛みと希望をこの背に負う

at 18:41|Permalink 詩。 

夢を抱いて、高く、高く――

青い空の下 小さな花が
風に吹かれて ゆらゆら
赤い電車が橋をかけて行くよ
テレビの中ではアナウンサーが
ニュースを伝えている
部屋のMDコンポからは
大好きな歌が流れている

きっと誰もが夢を描いていて
辿り着けた人たちはキラキラ
諦めたくない夢があるから
今日も僕は生きている

大きな大きな夢を抱えて
走って行くその姿は
何よりも力強く
何よりも輝いている
今日も明日もキラキラ
ただ ひたすら信じるのみ

赤い傘の下 小さな瞳が
涙に濡れて ぽたぽた
大きな虹が空に架かるよ
最近の若い者はと大人たちが
何度も繰り返している
メディアは暗いニュースばかり
小さな幸せは闇の中

きっと誰もが夢を描いていた
壁にぶつかり挫折した夜
大きな光がまた一つ消え
人と同じ道を歩む

大きな大きな夢を抱えて
走っていたその姿を
思い出してみよう
出来るはず星を目指して
今日からみんなでキラキラ
瞳の輝き取り戻そう

大きな大きな夢を抱えて
走って行くその姿は
何よりも力強く
何よりも輝いている
今日も明日もキラキラ
ただ ひたすら信じるのみ

大きな大きな夢を抱えて
走って行くその姿は
何よりも力強く
何よりも輝いている
今日も明日もキラキラ
ただ ひたすら走り続ける

at 18:38|Permalink 詩。 

優しさの風に吹かれて

受けた悲しみが全て痛みとなって

大きな傷となり残るの

人は皆 罪を背負いながら

生きている

楽ばかりの人生なんて無くて

白と黒の交差で成り立つ

君が今心を汚されたと

涙を流しながら唄うなら

僕は君の為に月の輝く夜に

優しい言葉を紡ぐよ

何時かは心の傷も癒えるよ

其れは人の優しさだったり

時間だったり様々だけど

焦らずに ゆっくり

風を感じて生きよう


at 18:37|Permalink 詩。